観光地紹介 2023.06.01

御食国『三重県志摩』で海の幸を堪能!究極のご当地グルメ

“御食国”という言葉が示す通り、日本の各地域にはその土地ならではの美味しさが溢れています。その中でも、三重県志摩はその美味しさと多様性から「海の御食国」とも称されるほど。そんな三重県志摩の魅力を、“お宿ねっと”コンテンツ編集部でまとめてみました。

是非参考にしてみてください。

 

 

「御食国(みけつくに)」とは

7世紀から10世紀頃(~平安時代頃)までの日本は、皇室や朝廷によって強い律令体制が敷かれ、「租・庸・調」と呼ばれる穀類や特産物を納める『税』を各国(当時の地方地域)に義務付けていました。しかし当時の資料(平城京跡から出土した木簡や、平安時代に編纂された格式『延喜式』など)によれば、海産物を中心に穀類以外の副食物を献上していた国々もあったとされています。

この貢ぎ物を納めていたとされる国々は「御食国(みけつくに)」と呼ばれ、当時の資料から志摩国(現在の三重県)、若狭国(現在の福井県)、淡路国(現在の兵庫県・淡路島)などが推定されています。

今回は、その中から「志摩国(しまのくに)」をご紹介します。

 

 

なぜ志摩国(三重県)が御食国に?

「なぜ志摩国(三重県)が御食国に?」をイメージできる写真

志摩国は、現在の三重県鳥羽市・志摩市を中心とした地域を指す、当時の地方行政区分『令制国』のひとつです。

この地域の海域は、穏やかな内海と荒波の立つ外洋で成り立っています。そのどちらにも温暖な黒潮が絶えず流れ込んでいることで良い漁場となっているだけではなく、海藻による海中林も広がっていて、多くの海洋生物にとって生育しやすい自然環境が整っています。

そして自然環境だけではありません。自然の恵みに感謝し、漁業資源を守りながら生活する精神と知恵を、地域の人々は太古の昔から継承し続けています。その一端を垣間見られるのが、古代から続く“海女漁”です。小さなあわびは禁漁としたり、潜水の日数を制限したりするなど、自然と共存していく精神がこの地には根付いているのです。

自然と人々の共栄によってこの地域特有の『里海(さとうみ)』が作り上げられたことで、志摩国は古代から多くの海産資源に恵まれ、御食国として朝廷に献上するようになりました。

 

 

“御食国”鳥羽・志摩エリアの絶品グルメ・メニュー

食材の宝庫「鳥羽・志摩エリア」。地元の食材を使った美味しいグルメがたくさんあります。その中でもブランド食材を選りすぐってご紹介します。

 

★伊勢海老

「“御食国”鳥羽・志摩エリアの絶品グルメ・メニュー【伊勢海老】」をイメージできる写真

伊勢神宮にも奉納される、三重県ブランド食材の代表格。弾力ある身の味わいは濃厚で、口の中でトロリと溶けるような感触です。刺身だけでなく、強火で豪快に焼いても美味。熱々の白身を頬張るとジューシーな旨味を堪能できます。

 

★あわび

「“御食国”鳥羽・志摩エリアの絶品グルメ・メニュー【アワビ】」をイメージできる写真

古来より伊勢神宮へ奉納してきた縁起物。海女が一つひとつ丁寧に獲る志摩の天然あわびは、高級海産物の代名詞です。多彩な料理がありますが、シンプルな活き造りや踊り焼きはとりわけ絶品です。

 

★的矢かき

「“御食国”鳥羽・志摩エリアの絶品グルメ・メニュー【かき】」をイメージできる写真

全国的にも有名で、食通からも大絶賛を受ける「高級ブランド牡蠣」。紫外線殺菌した特殊な海水を浴びせることで、生食できるまでに浄化させた“清浄滅菌牡蠣”としても知られています。プランクトン豊富な志摩の海で育った、ふっくらと太った身の的矢かきは、まさに安心・安全・美味なブランド食材です。

 

★あのりふぐ

「“御食国”鳥羽・志摩エリアの絶品グルメ・メニュー【ふぐ】」をイメージできる写真

伊勢湾を含む遠州灘から熊野灘にかけての海域で漁獲される体重700g以上の天然トラフグのことで、安乗(あのり)漁港を中心に水揚げされることからこう呼ばれています。またこのフグ漁でも、漁の回数制限や釣り上げた小さいフグの放流など、貴重な資源を守る活動にも余念がありません。毎年2月には伊勢神宮に献納もされています。

 

 

食べて!泊まって!御食国“志摩国”を堪能しよう

ここでは、これまでご紹介してきた絶品グルメを楽しめる施設をご紹介します。
伊勢志摩の美味なる海の幸に舌鼓を打ってみませんか。

 

★サンペルラ志摩「美し国会席」

サンペルラ志摩「美し国会席」

的矢湾が一望できるリゾートホテル、サンペルラ志摩。「美し国会席」は伊勢海老、あわび、松阪牛を中心とした、当館の最高級コースです。山海の幸の宝庫・伊勢志摩の悠久の営みを感じながら、旬菜に舌鼓を打つひとときを。

サンペルラ志摩「美し国会席」の詳細はこちら

 

★海楼「プレミアムコース」

海楼「プレミアムコース」

鳥羽湾を一望できる眺めの良い高台に位置する小宿、海楼。「プレミアムコース」は三重の三大味覚である伊勢海老・あわび・松阪牛を全て堪能できる、当館の最上級コースです。アツアツのかんてき(網焼き)で豪快かつカジュアルに楽しめるのは海辺の宿ならでは。

海楼「プレミアムコース」の詳細はこちら

 

★熊野倶楽部「御食国会席」

熊野倶楽部「御食国会席」

世界遺産「熊野古道」で知られる熊野エリアに位置する熊野倶楽部。「御食国会席」は、伊勢海老を中心に三重県の豊かな海の幸や肥沃な大地から集められた美味しい食材を使った、目にも華やかな会席料理です。

熊野倶楽部「御食国会席」の詳細はこちら

 

 

まとめ

古代から現代まで継承された美食文化をもつ“御食国” 。中でも志摩国は「日本人の心のふるさと」と呼ばれ、特別な存在としてありつづける伊勢神宮とともに時を刻み、今なお美味しい食材を育み続けています。古人(いにしえびと)お墨付きの味覚を堪能できる鳥羽・志摩エリアに、ぜひ皆様も足を運んでみてください。

 

 

◆参考文献
・総合書物論(『延喜式』と古代文物) 『延喜式』と諸国の物産-食材貢納と特産品の視点から- 国立歴史民俗博物館 清武雄二著

・環境省Webサイト「国立公園に行ってみよう」
https://www.env.go.jp/nature/nationalparks/

・志摩市Webサイト
https://www.city.shima.mie.jp/index.html

・観光三重Webサイト
https://www.kankomie.or.jp/

・ヒトサラWebサイト 「和の宝庫 御食国」
https://hitosara.com/areaguide/miketsukuni/

・あのりふぐ公式WEBページ あのりふぐ協議会
https://anorifugu.info/index.php

 

 

この記事を書いたのは・・・

お宿ねっとコンテンツ編集部

“お宿ねっと”コンテンツ編集部

お宿ねっとコンテンツ編集部は、旅行者の皆様がより充実した旅を楽しんでいただけるよう、情報収集や記事制作を行っているチームです。各地の観光スポットや宿泊施設、グルメ情報など、旅に必要な情報を幅広く取り扱っています。また、編集部員は旅好きが多く自ら足を運んで取材を行い、リアルな情報や感想を提供するように心がけて活動しています。皆様の“思い出に残る旅”の参考になっていただけたら幸いです。

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