北陸新幹線の延伸を機に注目を集める福井県は、海と山の豊かな自然、そして歴史ある食文化が息づく魅力的な地です。
今回は、その奥深さを愛車とともに巡る1泊2日のドライブモデルコースをご提案します。
初日は恐竜博物館や東尋坊といった嶺北の定番スポットを巡り、その土地ならではの熱気に触れた後、おおい町の「オーシャンリゾートホテル&スパ うみんぴあ」へ。翌日は、若狭湾の穏やかな波音と美しいリアス式海岸のドライブを満喫します。
旬の海の幸に舌鼓を打ちながら、日常の喧騒から離れて心身をゆっくりとリセットする、落ち着いた大人の休息旅をお届けします。
まずは全体の流れを把握しておきましょう。
事前にイメージできるだけで、当日の動きやすさが大きく変わります。
Day 1
09:30 JR福井駅出発(車で約34km / 約50分)
10:30 【観光】恐竜博物館(車で約5km / 約10分)
13:00 【ランチ】越前おろしそば・ソースカツ丼(車で約42km / 約1時間)
14:30 【観光】東尋坊(高速道路経由で約120km / 約2時間)
17:30 宿チェックイン:「オーシャンリゾートホテル&スパ うみんぴあ」
19:00 【夕食】夕食レストラン「さぼうる-SAVOR-」にて
Day 2
07:30 【朝食】レストラン「さぼうる-SAVOR-」にて
08:45 【立ち寄り】道の駅うみんぴあ大飯でお買い物(ホテル隣接/車ですぐ)
09:30 【観光】明通寺(道の駅うみんぴあ大飯から車で約11km・約20分)
10:20 【移動&ランチ】熊川宿方面へ移動し、名物ランチ(明通寺から車で約20km・約30分)
12:00 【観光】鯖街道の宿場町「熊川宿」を散策&カフェ
14:00 【観光】三方五湖レインボーライン(熊川宿から車で約20km・約30分)
16:30~17:00頃 敦賀駅に到着・レンタカー返却、帰路へ(レインボーラインから車で約25km・約40~50分)
北陸新幹線の福井駅に到着後、駅周辺でレンタカーを借ります。ここから恐竜博物館のある勝山市までは、九頭竜川沿いを走る約1時間の快適なドライブです。
銀色のドーム型の外観もユニークな、恐竜をテーマとした福井県を代表する博物館です。40体以上の全身骨格や巨大なジオラマが並ぶ展示室は、大人も圧倒されるスケール。知的好奇心を満たす、福井観光のハイライトと言えます。
勝山市周辺の蕎麦店で、福井の定番セットを味わいます。ピリッとした大根おろしでいただく冷たいおろしそばや、甘辛いソースが染み込んだカツ丼は、運転の疲れを癒してくれます。
日本海に面した坂井市三国町へ移動します。波の浸食で作られた巨大な柱状節理の断崖絶壁は息を呑む迫力です。崖へと続く商店街では、海産物の網焼きなどの食べ歩きも楽しめます。
東尋坊を出発し、一路南へ向かいます。北陸自動車道と舞鶴若狭自動車道を乗り継ぎ、約2時間(約120km)の長距離移動となります。徐々に変化する福井の風景を楽しみながらおおい町を目指します。
本日の宿泊地であるおおい町に到着です。全室オーシャンビューの客室からは、穏やかな小浜湾を一望できます。併設のスパ施設で、長旅の疲れをゆっくりと癒してください。
御食国(みけつくに)の歴史を持つ若狭の海の幸など盛り込んだディナー(季節により提供メニューは異なります)。シックなレストランSAVOR (さぼうる) で、上質な食事を堪能します。
チェックアウト後はホテル隣接の道の駅へ。若狭の魚介や地場野菜、名物のへしこなどが揃い、短時間でも満足度の高いお土産探しができます。
明通寺(みょうつうじ)は、福井県小浜市にある平安時代創建の歴史あるお寺です。国宝の本堂と三重塔は鎌倉時代の再建で、杉木立に映える佇まいが見事です。堂内には迫力ある不動明王立像など重要文化財の仏像が立ち並び、静寂の中で貴重な文化財を間近に拝観できるのが魅力です。
若狭ののどかな山あいの風景を楽しみながら熊川宿を目指します。11時前後に到着したら、まずは街道沿いに佇む食事処で、鯖寿司など地元の味覚を味わうランチタイムを楽しみましょう。
歴史情緒あふれる熊川宿へ。江戸期の面影を残す町並みと川のせせらぎに癒されながら散策したら、古民家カフェでひと休み。甘味と飲み物で、旅の余韻をゆっくり深めます。
若狭町・美浜町にまたがるレインボーラインを爽快に走り、山頂公園へ。リフトやケーブルカーで上がれば、日本海と五つの湖が織りなす大パノラマが広がります。テラスや足湯など、景色を眺めて過ごす時間もぜひ。
敦賀駅付近でガソリンを満タンにしてレンタカーを返却したら、そのまま帰路へ。若狭の静かな古刹と海景、宿場町の風情を胸に、心地よい余韻とともに旅を終えます。
福井県の冬の観光における最大の目玉であり、日本海の冬の味覚の王様として知られているのが「越前がに」です。雄の越前がにの漁期は例年11月6日から翌年3月20日までとなっています。皇室への献上ガニとしても名高く、引き締まった身がもつ繊細な甘みと、濃厚でコク深いカニ味噌が大きな特徴です。定番の茹でガニをはじめ、香ばしい焼きガニや新鮮なカニ刺しなど、多様な調理法でその贅沢な味わいを堪能できます。
甘辛い特製ウスターソースを絡めたサクサクの薄切り豚かつを、熱々ご飯にのせた福井のソウルフードです。ボリュームがありながらも、ソースの酸味であっさり食べられるため、観光中のランチに最適です。
◇“お宿ねっと”コンテンツ編集部 注目のお店 ~元祖の味を堪能したい・ドライブついでに立ち寄りたい方へ
・ヨーロッパ軒(福井市・敦賀市など県内各地)
福井県民に愛される「元祖ソースカツ丼」の名店。薄切りのカツに秘伝の甘酸っぱいソースがしっかり絡み、熱々のご飯と相性抜群です。敦賀市内にも複数店舗があり、ドライブで立ち寄りやすいのも魅力です。
口コミで多いのが「カツの枚数調整や小盛りにするとスマート」という声。ドライブの空腹具合に合わせて量を調整しやすく、大人世代の女性でも無理なく本場の味を堪能できるのが嬉しいポイントです。
噛むほどに旨味が広がる親鶏の「純けい」などを、小ぶりの串を5本単位で注文する独自の焼き鳥文化です。専用の保温台で常に熱々のまま味わえるため、観光後の夕食や夜の街歩きに最適です。
◇“お宿ねっと”コンテンツ編集部 注目のお店 ~活気ある雰囲気で本場の焼き鳥を楽しみたい方へ
・やきとりの名門 秋吉(福井市・敦賀市など)
福井の焼き鳥文化のパイオニアであり、絶大な知名度を誇る人気店。絶妙な塩加減と強い歯ごたえの純けいが、一口サイズで手際よく焼き上げられます。観光客でも入りやすい活気ある雰囲気が魅力です。「専用台のおかげでずっと熱々」という感想も。自分のペースで少しずつ追加注文しやすいため、会話やお酒をゆっくり楽しみたい大人世代の夕食にもぴったりです。
一般的に夏の和菓子というイメージが強い水ようかんですが、福井県では雪の降る寒い冬に暖かい部屋で食べる冬の風物詩として深く根付いています。平たい紙箱に一枚の板状に流し込まれており、付属の木ベラですくって食べるのが福井ならではのスタイルです。黒砂糖の優しくコクのある甘みと、水分量が多く口の中でスッと溶けるみずみずしい喉越し。県内の和菓子店などで冬の期間だけ販売される特別なスイーツです。
福井の蕎麦は、実を殻ごと挽く「挽きぐるみ」製法による濃い色と強い香りが特徴です。この蕎麦にピリッと辛い大根おろしやネギ、削り節を乗せ、冷たい出汁をぶっかけて味わうのが「越前おろしそば」。さっぱりとした喉越しはドライブの休憩にもぴったりで、恐竜博物館周辺にも名店が多く集まっています。
越前市エリアを中心に古くから愛されるご当地洋食グルメです。ふんわり卵のオムライスにサクサクのトンカツを乗せ、店独自の特製ソースをたっぷりとかけて仕上げます。ボリューム満点ながら、ソースのコクと卵のまろやかさが絶妙に調和し、最後まで美味しく味わえます。洋食好きには外せない逸品です。
かつて絹織物産業で繁栄した福井の歴史にちなむ伝統和菓子です。最高級の餅粉を練り上げ、絹織物「羽二重」のような、なめらかでしっとりとした舌触りを実現。口に含むと上品な甘さが広がり、ふわりと溶ける繊細な食感が魅力です。福井土産の定番として親しまれています。
◇“お宿ねっと”コンテンツ編集部 注目のお店 ~福井の伝統と上品な甘さに癒やされたい方へ
・松岡軒(福井市)
福井を代表する銘菓「羽二重餅」の元祖として、明治の創業以来その味を守り続ける老舗。絹のようになめらかできめ細やかな口当たりと上品な甘さは、旅の疲れを優しく癒やします。口内で溶けていく繊細な食感と優しい味わいは、お土産やお茶請けにも最適。福井の歴史を感じる贅沢なひとときを演出します。
国の天然記念物・東尋坊へ続く約300mの商店街は、海鮮グルメの宝庫です。通りにはイカやホタテ、サザエなどを店先で豪快に焼く香ばしい匂いが漂います。新鮮な海産物を扱う土産物店やその場で味わえるお店が並び、熱々の海鮮串を手に潮風を感じながら歩く散策は、小腹を満たすのに最適です。
越前若狭の豊かな風土の中で、農家が丹精込めて育てた黒毛和牛のうち、厳しい認証基準を満たした最高級の和牛肉が「若狭牛」です。きめ細かなサシと柔らかな肉質、風味の良さが特徴で、福井県を代表するブランド和牛として親しまれています。
波穏やかな若狭湾のリアス式海岸という、トラフグの養殖に非常に適した環境で育てられた高級魚です。日本海の厳しい寒さと雪解け水の冷たさに揉まれることで身がギュッと引き締まり、他の産地のものに負けない深い旨味とプリプリとした極上の歯ごたえを生み出します。薄造りにしていただく「てっさ」や、お出汁で野菜と一緒に煮込む「てっちり(ふぐ鍋)」など、若狭地方の冬の旅館や割烹で多彩な料理として堪能できます。
若狭湾の鮮魚を京都へ運んだ「鯖街道」の歴史から生まれた伝統郷土料理です。脂が乗った肉厚な鯖を丁寧に酢締めし、旨味豊かな酢飯と合わせます。昆布を巻いて風味を閉じ込めた伝統の味や、表面を香ばしく炙った焼き鯖寿司など、店ごとのこだわりも魅力。歴史ある宿場町の散策にぴったりな逸品です。
鯖街道の歴史に根ざし、新鮮な鯖を豪快に焼き上げた福井の名物グルメです。皮目はパリッと香ばしく、ふっくらとした身からは濃厚な旨味が溢れます。ご飯との相性も抜群で、ドライブ中のランチに最適です。
◇“お宿ねっと”コンテンツ編集部 注目のお店 ~新鮮な海の幸と豪快な郷土料理を味わいたい方へ
・御食国若狭おばま 濱の四季(小浜市)
小浜の豊かな食文化を存分に体験できるお食事処。脂の乗った肉厚な鯖を丸ごと一本じっくり焼き上げた名物「焼き鯖」は外せない逸品です。新鮮な地魚を敷き詰めた華やかな海鮮丼なども堪能できます。
訪れた方の多くが驚かれるのが「ダイナミックな見た目に対し、身はふっくらとして上品な味わい」。身をほぐしてご飯と一緒に味わえば、海鮮好きの大人世代も大満足で、若狭の歴史を感じながらのゆったりランチに最適です。
新鮮な鯖を塩と米ぬかで長期間じっくり熟成させた、若狭地方の伝統的な保存食です。乳酸発酵による強烈な旨味と塩気が特徴で、炙ってお酒の肴やご飯のお供にするなど、大人の旅の味わいにぴったりです。
昭和の敦賀駅前の屋台から始まった、市民に愛されるご当地ラーメン。じっくり煮込んだ豚骨鶏ガラのコクに醤油を合わせたスープは、見た目よりあっさり。ピリッと爽やかな紅生姜のトッピングが、深みのある味を絶妙に引き立てます。夜の国道沿いに赤提灯が灯れば屋台の始まり。旅の夜食に食べたい至高の一杯です。
「オーシャンリゾートホテル&スパ うみんぴあ」は、福井県おおい町・小浜湾の海辺に佇む、オーシャンビューが魅力のホテルです。全室から海を望める客室では、時間とともに表情を変える若狭湾の景色を楽しみながら、ゆったりとした滞在が叶います。
滞在の魅力を高めるのが、「まるごとおもてなしⓇ」です。食やドリンク、体験を気軽に楽しめるオールインクルーシブが、宿泊中の過ごし方に広がりを持たせてくれます。チェックイン後は館内でくつろぎながら、海辺のリゾートらしい特別感を味わえるのが特徴です。
・ウェルカム:冷えた生ビールとおつまみなど(ハーブティー/挽きたてコーヒーも)
・SPA:炭酸泉・寝湯・つぼ湯+プール(バレルサウナ)入り放題/プール用レンタル水着無料
・夕食:生ビール・福井の地酒・ノンアル等の90分フリーフロー
・バー:福井銘酒の飲み比べ+へしこのお茶漬け(ナッツあり)
・湯上り:クールダウン用アイスキャンディー
・体験:若狭塗箸のクラフト体験(マイ箸づくり)
・ショッピング:当館の近隣施設で販売されているスイーツの交換クーポン
〈道の駅うみんぴあ大飯〉ミニジェラートまたは梅たっぷりゼリー
〈SEE SEEPARK〉 焼き菓子店SaiTo<<さいと>> 厳選クッキー
・アクティビティ:モルック、グラウンドゴルフ、卓球などの“ゆるスポ”でリフレッシュ
※上記内容は2026年8月現在のもので、予告なく変更する場合がございます。
◆SPA
温浴プールを備えたSPAゾーンも人気です。炭酸泉や寝湯、つぼ湯に加え、ゆったり過ごせる温水プール、さらにバレルサウナまでそろい、リラクゼーションと遊び心を両立した施設として楽しめます。水着の無料レンタルも用意されており、気軽に利用しやすいのも魅力です。
◆お料理
雄大で穏やかな景色とともに絶品料理を味わう――。若狭湾の美しい眺望が一面に広がる上質な空間で、心ほどける寛ぎのひとときとお食事をゆっくりとお楽しみください。
◆お部屋
3つの客室カテゴリー(シースイート・シーグランデ・シーリトリート)の中に、全10タイプの客室すべてが小浜・若狭湾の蒼いパノラマ眺望。旅行シーンに合わせてお部屋をお選びいただけます。全客室にReFaのシャワーヘッドとドライヤー、YouTubeやNetflix等に対応したスマートTVを備えております。
◆周辺観光
ホテルが位置するうみんぴあ大飯エリアには、道の駅や福井県こども家族館、SEE SEA PARKなど周辺施設も集まり、観光やレジャーの拠点としても便利です。海を眺める宿泊、温浴プールでのリフレッシュ、そして地域の魅力に触れる滞在が一体となった、福井・若狭らしいリゾートステイを楽しめるホテルです。
Q1. 交通手段について、車以外の移動手段はありますか?
A. 恐竜博物館や東尋坊などの嶺北エリアは、えちぜん鉄道や路線バス等の公共交通機関でアクセスが可能です。しかし、今回のようにおおい町(嶺南)を含めて県を縦断し、効率よく広域を回る場合はレンタカーの利用が圧倒的に便利です。
Q2. レンタカーを借りるのにおすすめの駅はどこですか?
A. 嶺北から回る場合は福井駅、若狭エリアを中心に回る場合は敦賀駅が便利です。レンタカー会社の乗り捨て(ワンウェイ)サービスを利用し、福井駅で借りて敦賀駅で返却すると移動の無駄を省けます。
Q3. 冬季にレンタカーで移動する際、気をつけることはありますか?
A. 福井県は雪国のため、12月上旬から3月下旬にかけてはスタッドレスタイヤが必須です。冬にレンタカーを予約する際は、必ず冬用タイヤが標準装備されているプランを選択し、時間に余裕を持ったスケジュールを組んでください。
Q4. 嶺北(勝山市・福井市)から嶺南(おおい町)への移動時間はどのくらいですか?
A. 高速道路(北陸自動車道および舞鶴若狭自動車道)を利用して、片道約2時間(約120km)かかります。長距離の運転となるため、途中の南条サービスエリア等で休憩を挟みながら、安全第一の移動計画を立てるのがおすすめです。
Q5. 福井旅行の服装や持ち物で気をつける点はありますか?
A. 福井県には昔から「弁当忘れても傘忘れるな」という言葉があるほど、天候が変わりやすい特徴があります。晴れ予報の日でも、折りたたみ傘やレインコートなどの雨具をカバンに入れておくと安心です。
Q6. 名物の「越前がに」は1年中食べられますか?
A. 越前がに(雄)の漁期は例年11月6日から翌年3月20日までです。旬の越前がにを目当てに訪れるなら、冬の福井旅行がおすすめです。
Q7. 「せいこ蟹」とはどんなカニですか?
A. 越前がに(ズワイガニ)の雌のことで、最大の魅力は雄にはない2つの卵(内子・外子)と濃厚なカニミソです。漁期が11月6日から12月31日までのわずか2ヶ月弱しかないため、初冬の福井でしか味わえない特別な味覚として知られています。
嶺北のダイナミックな景観と、嶺南・若狭エリアの穏やかな海。福井が持つ二つの異なる魅力を1泊2日で巡るモデルコースはいかがでしたでしょうか。
少し距離のある移動も、美しい景色や絶品のご当地グルメが彩りを添えてくれます。
次の休日はレンタカーを活用し、福井の自然と美食を心ゆくまで堪能する旅へお出かけください♪
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