観光地紹介 2025.09.19

【石川・金沢】車なしでも楽しめる!2泊3日金沢観光モデルコース

金沢駅

みなさん、こんにちは。「お宿ねっと」編集部です。

今回は石川県・金沢をご紹介します。
兼六園や金沢城、ひがし茶屋街など見どころ満載の城下町は、車がなくても楽しめるのが魅力。

美術館や市場、伝統工芸体験も徒歩やバスで気軽に巡れます。
新幹線で東京から約2時間半とアクセスも便利。

石畳の路地や歴史ある町並みを歩きながら、カフェやショップとの出会いも楽しめます。
そんな金沢を満喫できる「車なし2泊3日モデルコース」をご紹介します。

観光の計画を立てるとき、ぜひ参考にしてくださいね。

 

金沢観光は車なしでも楽しめる?

金沢は市街地に観光スポットが集中しているため、車がなくても十分に観光できます。
公共交通機関や徒歩を活用して効率よく見どころを巡りましょう。

金沢駅周辺

車なし観光のメリット

・渋滞を回避できる
観光シーズンや週末でも、バスや徒歩なら移動がスムーズです。

・駐車場の心配がない
混雑しやすい駐車場を探す手間や料金を気にする必要がありません。

・街並みを満喫できる
車では見過ごしてしまうような路地や小さなお店を、ゆっくり散策できます。

・費用を抑えられる
ガソリン代や高速料金、駐車料金がかからない分、旅費を節約できます。

・お酒を楽しめる
車を運転しないので、加賀の地酒やご当地ビールを気軽に味わえるのも魅力です。

車なし観光のデメリット

・荷物が多いと不便
お土産などをたくさん購入すると、持ち歩きが大変になることも。

・行動範囲が限られる
公共交通の便が良いエリアに観光が集中し、自由度が下がるかもしれません。

・大人数での移動に不向き
家族やグループでの移動だと交通費がかさみ、移動もやや不便に感じられる場合があります。

・時間に縛られる
バスや電車の運行時間に合わせて行動しなければなりません。

・雨の日は移動が大変
徒歩や自転車を中心にすると、天候に左右されやすい点もあります。

 

*   *   *

とはいえ、金沢市内の観光がメインであれば車がなくても快適に楽しめます。
主要スポットは市街地に集中しているので、
公共交通機関や徒歩を組み合わせれば効率よく回ることができます。

さらに、街を歩いて巡ることで、車では通り過ぎてしまうような風情ある路地や、
ふと立ち寄れるカフェ・雑貨店など、金沢ならではの魅力に自然と出会えるのもポイント。
また、運転を気にせずに地酒や郷土料理を味わえるのも「車なし旅」ならではの楽しみ方ですね。

 

金沢観光2泊3日モデルコース【車なし】

金沢は、加賀百万石の城下町らしい歴史が色濃く残る街。
武家屋敷や茶屋街を歩けば、まるでタイムスリップしたような気分になれますよ。

でもそれだけじゃありません。近代的な美術館やおしゃれなカフェもあり、
古さと新しさが同時に味わえるのも金沢ならではの魅力です。

さらに、グルメも。加賀料理や新鮮な海鮮、金沢カレーやかわいい和スイーツまで、
美味しいものが盛りだくさん。

街全体がコンパクトなので、車がなくても大丈夫。観光バスや徒歩で気軽に巡れます。

今回はそんな金沢をまるごと楽しめる「2泊3日モデルコース」をご紹介します。
歴史もグルメもアートも詰め込んだプランなので、旅の参考にしてみてくださいね。

 

【1日目】金沢の美味と情緒あふれる街歩き

近江町市場1

午前は金沢駅に到着後、バスで近江町市場へ。
ここは「金沢の台所」と呼ばれるにぎやかな市場で、地元の人も観光客も集まります。

市場の中には、海鮮丼や寿司を出すお店がたくさん。
カニや甘えび、のどぐろなど新鮮な魚介を味わえます。
食べ歩きできるお惣菜やコロッケも人気です。

午後はひがし茶屋街へ。
昔ながらの町家が並び、石畳の道を歩くだけでも風情を感じられます。

ひがし茶屋街

ひがし茶屋街を訪れたら、日本で唯一の金箔専門美術館
「金沢市立安江金箔工芸館」にも立ち寄ってみましょう。
伝統の製箔技術や、金箔がきらめく工芸品を間近に楽しめますよ。

そのあとは、町家を改装したカフェで加賀棒茶を味わいながら、ゆったりひと休みするのもおすすめです。

夕方には金沢駅へ戻り、お土産探し。
エキナカショッピング施設“百番街あんと”では
「日本三大きんつば」のひとつに挙げられる中田屋の「きんつば」や
金沢うら田の名物「加賀八幡起上もなか」など、金沢らしいお菓子を買うことができます。

夜は金沢駅周辺で夕食。
郷土料理の治部煮や能登の地酒を出すお店も多く、旅の初日をゆったり楽しめます。

 

【2日目】名園とアートに魅せられる爽やかな一日

午前はまず、金沢駅からアクセスしやすい 金沢城公園 へ。
加賀百万石の象徴として栄えた金沢城は、立派な石川門や復元された菱櫓が見どころです。
広々とした公園内を歩けば、往時の面影を感じながらのんびり散策を楽しめます。

金沢城菱櫓

そのあとは、すぐ隣に広がる 兼六園 へ。
日本三名園のひとつに数えられる名園で、四季折々の景色が魅力です。
春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪吊りと、訪れるたびに異なる美しさに出会えます。

兼六園

兼六園近くには加賀藩ゆかりの成巽閣もあり、優雅な建物や調度品を見学するのもおすすめです。

ランチは兼六園周辺で。
加賀料理を堪能できる料亭からカジュアルなカフェまで選択肢が豊富で、
旅の気分にあわせて楽しめます。

午後は金沢を代表する人気スポット 金沢21世紀美術館 へ。
レアンドロ・エルリッヒの《スイミング・プール》をはじめとした
現代アートに出会える美術館。ガラス張りの開放的な建物も印象的です。

さらに美術館の周辺には、文化施設がぎゅっと集まっています。

加賀本田博物館

明治時代の赤レンガ建築を活用した「石川県立歴史博物館(いしかわ赤レンガミュージアム)」や
仏教哲学者・鈴木大拙の思想に触れられる「鈴木大拙館」、
加賀藩ゆかりの美術品が見られる「石川県立美術館」など、
興味に合わせて巡ればアートと文化の世界にどっぷり浸れます。

夜は香林坊・片町エリアで夕食。
金沢最大の繁華街なので、加賀料理の名店や地酒が楽しめる居酒屋が点在しています。
ライトアップされた街並みを眺めながら、2日目の夜を満喫しましょう。

 

【3日目】加賀百万石の歴史にふれる最終日

尾山神社

最終日の午前は、加賀藩祖・前田利家公と正室お松の方を祀る尾山神社へ。
まず目を引くのが、国の重要文化財に指定されている「神門」です。
和・漢・洋の3つの様式を取り入れた全国的にも珍しい建築で、最上階のステンドグラスが印象的。

境内は都会の喧騒を忘れさせる静けさに包まれ、珍しい狛犬や種類豊富なおみくじも人気です。
また、庭園風に整えられた池や緑も美しく、散策するだけで心が落ち着きます。

金沢駅から徒歩15分ほど、繁華街である香林坊のすぐ近くにありながら、ゆったりとした時間を過ごせます。

長町武家屋敷跡

参拝のあとは、長町武家屋敷跡へ。
土塀と石畳が続く町並みは、まるで武士の暮らしが残っているような雰囲気です。

中でもおすすめは「武家屋敷跡 野村家」。
格式ある建物と美しい庭園が調和し、静かな空気の中で当時の暮らしを感じられます。
館内では、加賀藩お抱え絵師による襖絵や、刀剣・甲冑など貴重な品もじっくり鑑賞できますよ。

尾山神社と長町武家屋敷跡、
それぞれの場所が、異なる視点から加賀百万石の歴史を伝えてくれます。

お昼は尾山神社周辺や金沢駅へ戻ってランチ。
加賀おでんや海鮮丼など、旅の締めにもうひと味楽しみましょう。

金沢駅

午後は駅でお土産を探したり、カフェでひと休みしたり。
駅前のシンボル「鼓門」で記念写真を撮れば、思い出にぴったり。
夜にはライトアップされ、昼間とは違う幻想的な姿に。
夕方以降に駅に立ち寄ったら、ぜひ足を止めて眺めてみてくださいね。

 

金沢の車なし旅行を快適にする3つのポイント

金沢を車なしで旅するなら、ちょっとした工夫でぐっと快適に過ごせます。
ここでは、スムーズに観光を楽しむための3つのポイントをご紹介します。

移動手段を上手に使う

金沢市内はバス路線が充実しており、目的地に合わせて使い分けるのがおすすめです。

金沢駅バスターミナル

・バス1日フリー乗車券
バスを何度も利用する予定なら、乗り放題のフリー乗車券がお得です。
各バス会社のアプリからも手軽に購入できます。

たとえば、北陸鉄道の「金沢市内1日フリー乗車券」は、これ1枚で
城下まち金沢周遊バス、路線バス、そして金沢ふらっとバスに1日何度でも乗り降り自由。

特に周遊バスは15分間隔で運行しているので、次の目的地までスムーズに移動できます。
金沢市内の主要な観光スポットを効率よく回りたい方にはピッタリの乗車券です。

・タクシー
バス停から離れた場所に行くときや、時間を節約したいときに活躍します。

・レンタサイクル
天気の良い日には自転車で街を巡るのも爽快。細い路地や川沿いの散策にもぴったりです。

荷物を軽くする

徒歩やバスでの移動が多いので、荷物はできるだけコンパクトに。

・コインロッカーやホテルのサービスを活用
金沢駅や観光地にはロッカーが多いので、大きな荷物は預けてから観光を楽しみましょう。

・宅配サービスを利用
お土産をたくさん購入した場合は、お店から自宅へ直接送ってしまうのも賢い方法です。

休憩スポットをうまく取り入れる

・町家カフェでひと休み
金沢らしい町家を改装したカフェで、加賀棒茶や和スイーツを味わうのも旅の思い出になります。

和風カフェ

・観光案内所をチェック
駅や主要スポットにある案内所などで、最新の地図やイベント情報を手に入れるのも便利です。

・公園や広場でのんびり
兼六園や金沢城公園など、緑が多い場所でベンチに座って一休みするのもおすすめ。美しい景色に癒されます。

 

まとめ

金沢は、車なしでもたっぷり楽しめる観光都市です。

市場でグルメを味わい、茶屋街で伝統文化に触れ、
兼六園や金沢城で歴史を感じ、美術館で現代アートを楽しむ…
2泊3日の中で金沢の魅力をバランスよく体験できます!

金沢は季節ごとに景色が変わるので、いつ訪れても新しい発見があります。
家族旅行、友達同士の旅、カップルや一人旅まで、幅広いスタイルに合わせやすいのも魅力です。

次のお休みには、ぜひ「車なしで巡る金沢旅」を計画してみてくださいね♪

次回の更新もお楽しみに!

この記事を書いたのは・・・

お宿ねっとコンテンツ編集部

“お宿ねっと”コンテンツ編集部

お宿ねっとコンテンツ編集部は、旅行者の皆様がより充実した旅を楽しんでいただけるよう、情報収集や記事制作を行っているチームです。各地の観光スポットや宿泊施設、グルメ情報など、旅に必要な情報を幅広く取り扱っています。また、編集部員は旅好きが多く自ら足を運んで取材を行い、リアルな情報や感想を提供するように心がけて活動しています。皆様の“思い出に残る旅”の参考になっていただけたら幸いです。

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