観光地紹介 2024.06.06

【福井観光】若者向けのモデルコースを紹介!食べ歩き・おしゃれスポット

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皆さん、こんにちは。“お宿ねっと”コンテンツ編集部です。

今回も“お宿ねっと”加盟施設周辺の絶景ポイントや観光スポットへ皆さんをご招待したいと思います。各地を巡りながらステイをお楽しみいただけると嬉しいです。

今回のテーマは福井県。
2024年3月16日には北陸新幹線が金沢駅から敦賀駅まで延伸されました。この延伸で、小松駅・加賀温泉駅・芦原温泉駅・福井駅・越前たけふ駅・敦賀駅が新設され、石川・福井各地の観光エリアへのアクセスがぐっと便利になりました♪ 駅周辺にはリニューアルされた観光スポットや美味しいお店や、おしゃれなショップが続々オープンしています!

そこで今回は、日程別おすすめモデルコースや注目スポットをご紹介します!

1泊2日Ver. 敦賀・若狭・美浜の歴史と絶景をめぐる2日間

1泊2日では、敦賀~美浜の若狭路を楽しむモデルコースをご提案します。1日目はレンタサイクル、2日目はレンタカーを借りて巡るのがおすすめです。

【1日目】敦賀の人気観光スポットを巡るレンタサイクル旅

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嶺北・嶺南地方に分かれる福井県の中で、嶺南地方にある若狭路の中で最も大きな町が、敦賀市です。観光公園として整備された赤レンガ倉庫や金ヶ崎緑地などを歩くと、港町の風情を感じることができます。また、日本三大松原の一つ「気比の松原」など自然も豊か。さらに「氣比神宮」や「金崎宮」など由緒あるパワースポットもあります。

まずはJR敦賀駅から徒歩15分、「越前一の宮」「北陸道の総鎮守」と称される「氣比神宮」を訪れましょう。仲哀天皇をはじめとする六座を祀る神社で、境内にそびえる大鳥居は奈良県・春日大社一ノ鳥居、広島県・厳島神社大鳥居と並んで“日本三大木造大鳥居”の一つ。国の重要文化財にも指定されています。朝の爽やかな空気に包まれた参道を歩くと厳かな気持ちになりますよね。お守りやおみくじの授与もお忘れなく!

お参りを済ませたら、白砂青松の景勝地「気比の松原」へ。三保の松原(静岡県)・虹の松原(佐賀県)と並ぶ日本三大松原の一つで、かつては氣比神宮の神苑だったそうです。海岸線がとてもきれいで、遊歩道も整備されています。

敦賀の自然を満喫したあとはランチタイム。午後は敦賀港周辺を訪れてみましょう。

まずは「敦賀鉄道資料館(旧敦賀港駅舎)」へ。敦賀は古くから大陸への玄関口として栄え、近代に入ると日本海側で最初に鉄道が走るなど、港と鉄道の街として発展してきました。そんな時代背景を交えながら、鉄道資料や列車模型など敦賀の鉄道に関する歴史を紹介しています。とんがり屋根もかわいいですよね。

近くにある「敦賀赤レンガ倉庫」も当時の遺構を商業施設としてリノベーションされたもの。内部は柱が一本もない広い空間が特徴で、2009年に国の登録有形文化財に指定されました。館内にはジオラマやレストラン、ショップが併設されています。

恋愛成就したい!という人は「金崎宮(かねがさきぐう)」もおすすめ。縁結び・恋愛成就のパワースポットとして有名で、春には桜の名所として県外からも参拝客で賑わいます。

【2日目】美浜~若狭 自然と歴史を堪能する絶景ドライブ

2日目はレンタカーを利用して、敦賀市のお隣「美浜町」「若狭町」へ足をのばしてみましょう。

美浜町と若狭町にまたがる「三方五湖(みかたごこ)」へ。三方五湖とは、三方湖、水月湖、菅湖、久々子湖、日向湖の5つの湖のこと。5つの湖は水質や水深が違い、すべて濃さの違う青色に見えることから「五色の湖」と呼ばれています。全長11.2kmの県道「三方五湖レインボーライン線」からその違いがよく分かり、五湖と日本海のダイナミックな景観が楽しめます。このレインボーライン上にある「五湖テラス」や「レインボーライン山頂公園」では、絶景の三方五湖を眺めることができます。

そしてこのエリアには、世界で初めて、特徴的な縞模様の地層「年縞(ねんこう)」をテーマにした博物館があるのでぜひ立ち寄ってみてください。この博物館は、三方五湖の一つである水月湖の湖底に堆積している年縞を展示し、考古学などで年代を決定する世界標準の指標となっています。博物館では、実物の展示だけでなく、過去7万年間の人類や環境の歴史も紹介されています。

美浜や若狭といえば海水浴場を思い浮かべる人も多いのでは? このエリアは若狭和田海水浴場(若狭和田ビーチ)や水晶浜海水浴場など白い砂が美しいビーチがたくさんあります。ぜひ立ち寄ってみてくださいね。おおい町では毎年夏に開催される豪壮な火祭り「スーパー大火勢」も開催されます♪

2泊3日Ver. 北陸新幹線で巡る!あわら・勝山・一乗谷・敦賀

北陸新幹線の金沢~敦賀間が開業により東京駅から福井駅までの所要時間は最短で約3時間弱に!
2泊3日の旅では、新幹線&レンタカー利用を想定し、あわら~勝山~一乗谷~敦賀と嶺北から嶺南を駆け抜けるモデルコースをご提案します。

【1日目】あわら ~東尋坊の絶景と永平寺の静けさに心癒される一日

初日は、北陸新幹線の停車駅となった「芦原温泉」駅から旅を始めましょう。

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芦原温泉駅で新幹線を降りたら、まずは人気の観光地・東尋坊へ。東尋坊とは、福井県北部の海岸線に約1kmにわたって連なる巨大な柱状節理。地質学的にも貴重なため国の天然記念物と名勝にも指定されています。一度訪れれば、美しい日本海と迫力満点の断崖絶壁に魅了されるはず! 絶壁の上を歩いたり、遊覧船に乗って海上から眺めたり、東尋坊タワーから見下ろしたり……さまざまな眺め方があります。約300mほど続く東尋坊商店街をそぞろ歩くのも楽しいですよ。

ランチのあとは、勝山エリアに移動し、永平寺へ。曹洞宗の大本山・永平寺は東尋坊と並ぶ代表的な観光地。寛元2年(1244年)に開祖・道元禅師によって創建されました。約770年の歴史を持ち、福井県随一の古刹として知られ、見どころが満載。約100万坪の敷地内には、七堂伽藍や傘松閣など70棟余りの建物があります。傘松閣の天井には華麗な日本画が230枚描かれていて、必見です!

実は、永平寺では1泊の参禅体験を行うことができるんです。瞑想や座禅といった修行を通じて心を整え、禅の世界に触れられる体験は普段なかなかできないですよね。禅の世界に興味がある人は、このまたとない機会にぜひ体験してみてください。翌日は永平寺の門前町をのんびり散策もぜひ。

永平寺の参禅体験はまた次の機会に、という方は、芦原温泉に戻って温泉宿に泊まる選択肢も。ゆっくりと温泉に浸かり、1日の旅の疲れを癒しましょう。

【2日目】勝山・一乗谷 ~恐竜の街を歩き、戦国時代の史跡に触れる

2日目は、福井県立恐竜博物館(かつやま恐竜の森)へ移動します。

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博物館への道中には真っ白な恐竜のオブジェ「ホワイトザウルス」もいますので、ぜひ撮影してくださいね。福井県立恐竜博物館は、恐竜を中心とする地質・古生物学専門の博物館。館内には恐竜全身骨格をはじめ、化石やジオラマ、大迫力の復元模型が展示。迫力満点のダイノシアターも大人気。2023年7月にリニューアルされ、フォトスポットも続々登場しています。

ランチの後は国の特別史跡・特別名勝「一乗谷朝倉氏遺跡」へ向かいます。戦国時代に朝倉氏五代が103年間にわたって越前の国を支配した城下町跡。武家屋敷・寺院・町屋・職人屋敷や道路に至るまで町並がほぼ完全な姿で発掘されています。お隣の福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館では、発掘された遺物や資料を通じてその歴史をさらに詳しく学べます。

最後に鯖江へ移動し、「めがねミュージア厶」を訪れます。ここでは、福井の伝統工芸・めがねの歴史や製造工程を学び、素晴らしい技術に触れてみてください。

【3日目】敦賀 ~北陸新幹線・終着駅の街で歴史とグルメを探訪

最終日は北陸新幹線の終着駅「敦賀」の街を旅しましょう。

最初に向かうのは気比の松原。美しい松原を眺めながら、心地よい海風を感じながら散策します。「北陸道の総鎮守」と称される「氣比神宮」にもぜひ立ち寄って。日本三大木造大鳥居のひとつといわれる大鳥居をくぐれば厳かな雰囲気の中でときを過ごせます。

お昼は敦賀市にある老舗「ヨーロッパ軒」敦賀分店で福井名物“ソースカツ丼”を味わってみませんか? “ソースカツ丼”とは、薄くスライスされた豚肉をきめ細かいパン粉で揚げ、熱々のうちにソースに絡めたカツをご飯にのせた福井県のご当地グルメ。ヨーロッパ軒は福井県内の各地に分店があります。ぜひ福井の食文化にチャレンジしてみてください!

午後は「敦賀鉄道資料館(旧敦賀港駅舎)」へ。敦賀は古くから港と鉄道の街として栄え、ここでは展示物や列車模型などを通じてその歴史を紹介しています。近くにある「敦賀赤レンガ倉庫」は、商業施設としてリノベーションされた歴史的な建物。ジオラマやレストラン、ショップがあり飲食やお買い物を楽しめます。建物は2009年に国の登録有形文化財に指定されています。

そして、いよいよ帰路。北陸新幹線の「敦賀駅」に向かいますが、その前に駅西口のTSURUGA POLT SQUARE「otta(オッタ)」でお土産を買いましょう。北陸新幹線駅開業に合わせてオープンしたこのエリアでは、敦賀の海産物やスイーツが味わえるお店、地元の名産品を売るお店が並んでいます。

番外編:絶対外せない食べ歩きスポット紹介!

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永平寺・勝山「永平寺だるまぷりん」

永平寺だるまぷりんは、厳しい修行を終えた修行僧も思わず食べたくなる、永平寺のふもとにあるプリン専門店。禅と深い関わりを持つだるまをイメージしたプリンは、永平寺にぴったり。日本一縁起が良いスイーツかも?

永平寺・勝山「御利益だんご」

永平寺門前の『山侊』で炭火焼きされる「御利益だんご」。注文すると串(苦死)が切られて渡されるということで、縁起物としても人気です。特製のエゴマ入り醤油味噌タレをつけて、炭火で香ばしく焼かれた大きめのだんごは、食べ応え抜群!

福井「羽二重餅總本舗 松岡軒」

福井の銘菓・羽二重餅中心に創業以来120年余もの歴史を持つ老舗和菓子店。羽二重餅の生地はしなやか、ふんわりとした口溶けで、ほんのりした甘味も。不要な添加物は一切不使用。選りすぐったシンプルな材料を使い、昔ながらの製法で一つひとつ丁寧に作られています。

三国「ジェラート&スイーツ・カルナ」

三国エリアの観光地・旧森田銀行本店の目の前にある人気ジェラート店。自家製のミルクと卵、そして選りすぐりの野菜やフルーツを全国から取り寄せ、甘さ控えめ、フレッシュなジェラートやスイーツを提供しています。人気メニュー『三国の海の塩』は自家製の塩から手作り。自然のミネラルを含んだ塩がミルクの味を引き立てます。

敦賀「中道源蔵茶舗」

氣比神宮前にある老舗・中道源蔵茶舗がTSURUGA BOOKS&COMMONS「ちえなみき」館内で、本店で人気の抹茶スイーツに加え日本茶メニューや軽食を提供しています。定番ドリンクの他、ほうじ茶ラテ、お濃茶ソフトなどテイクアウトも充実。

若狭「THREE TIMES COFFEE WAKASA」

若狭・おおい町にあり、「みんなでつくる公園」をコンセプトにした複合商業施設「SEE SEA PARK」内にオープンしたカフェ。海を眺めながらスペシャルティ珈琲を楽しめます。じっくり焼き上げた手作りハンバーガーも絶品!

 

最後にご紹介したTHREE TIMES COFFEE WAKASAから歩いて約5分のところには、お宿ねっと施設「オーシャンリゾートホテル&スパ うみんぴあ」があります。若狭観光の拠点としてもおすすめのホテルです。よろしければぜひご利用くださいね。

◆オーシャンリゾートホテル&スパ うみんぴあ   https://www.hotel-uminpia.jp/

番外編:若者に人気のおしゃれスポット紹介!

レインボーライン 山頂公園

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美浜・若狭町に広がる11.24㎞のレインボーラインは、名勝三方五湖・若狭湾を一望できる絶景スポット。第一駐車場からリフト・ケーブルカーで山頂公園へ上がります。そこからは360°のパノラマビューが広がり、足湯やソファーテラスなどの5つのテラスから景色を眺められます。公園内には恋人の聖地としても有名なスポットやオリジナルスイーツが人気のカフェ、映えるレインボー傘の無料レンタルも!

TSURUGA POLT SQUARE「otta(オッタ)」

北陸新幹線駅開業に合わせてオープン。敦賀の玄関口、人々の交流や賑わいを生む拠点となるべく、ホテル、敦賀の海産物やスイーツが味わえるお店やお土産店が軒を連ねます。先ほどご紹介した「中道源蔵茶舗」もそのひとつ。それから、3万冊を超える本がまるで迷路のように書棚に並ぶ書店「TSURUGA BOOKS & COMMONS ちえなみき」は思わず写真を撮りたくなるおしゃれなデザインで必見! 待ち時間もあっという間に過ぎちゃいそうです♪

水島

敦賀半島の先端に位置する小さな無人島「水島」は、透明度の高い水質と美しい白砂のビーチが魅力。海水浴期間中は、毎日運行される渡し舟で島に渡ることができます。「北陸のハワイ」とも呼ばれ、貝殻拾いや磯遊びが楽しめる、家族連れやカップルに人気のスポット。

エイトリボン(レピヤンリボン)

ハンドメイド好きの方は必訪! 福井県丸岡町発祥の細幅織物屋が立ち上げたオリジナルリボンのブランド「レピヤンリボン」のお店です。レトロかわいいデザインのリボンや小物が買えるほか、工場見学やリボンで作るバッジ作り体験も行われています。2023年にはRIBBON’S CAFEがオープン!

ESHIKOTO(えしこと)

2022年6月、永平寺町にオープンした「ESHIKOTO」は“黒龍”の銘柄で知られる黒龍酒造が北陸の食や文化を発信する複合施設。黒龍酒造の直営店である「石田屋ESHIKOTO店」では日本酒のお買い物やテイスティングを、レストラン「acoya」では九頭竜川や永平寺の景色を眺めながらお酒と食事を楽しむことができます。

若狭和田海水浴場(若狭和田ビーチ)

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アジアで初の国際環境認証「BLUE FLAG」を取得した人気のビーチで、圧倒的なの透明度と遠浅の海、白く広い砂浜が特徴。海水浴開設期間中は水難救助員やライフセーバーが常駐する安全なビーチです。美しい景観でも知られ、“日本の夕日百選”にも選ばれています。

金崎宮

境内の大部分が南北朝時代の山城「金ヶ崎城」の旧跡で、現在は人々の憩いの場になっている金崎宮。難関突破や恋愛成就などのご利益があるとされ、桜の名所としても人気のスポットです。「恋の宮」とも呼ばれ、境内の桜が咲く盛りの時期に「花換まつり」が行われます。ここで桜の枝を交換したカップルは幸せを授かるというロマンティックな言い伝えがあります。

まとめ

自然も歴史もグルメも見どころ満載の福井の観光プラン&スポット、いかがでしたでしょうか。
今回紹介したエリアのほかにも、若狭湾に面し、美しいリアス式の眺望が美しい「おおい町」では、“みんなでつくる公園”をコンセプトにした複合商業施設「SEE SEA PARK」がオープンし、人気となっています。お宿ねっと施設「オーシャンリゾートホテル&スパ うみんぴあ」もこの町にありますので、機会があったらぜひご利用くださいね。

◆オーシャンリゾートホテル&スパ うみんぴあ   https://www.hotel-uminpia.jp/

本格的な観光シーズンが始まるこれからの季節、関東からぐっとアクセスしやすくなった福井に訪れてみませんか?
地元観光協会の公式サイトもありますので参考にしてみてくださいね。

この記事を書いたのは・・・

お宿ねっとコンテンツ編集部

“お宿ねっと”コンテンツ編集部

お宿ねっとコンテンツ編集部は、旅行者の皆様がより充実した旅を楽しんでいただけるよう、情報収集や記事制作を行っているチームです。各地の観光スポットや宿泊施設、グルメ情報など、旅に必要な情報を幅広く取り扱っています。また、編集部員は旅好きが多く自ら足を運んで取材を行い、リアルな情報や感想を提供するように心がけて活動しています。皆様の“思い出に残る旅”の参考になっていただけたら幸いです。

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